archlinuxjp.org は Arch Linux で稼働しています

Slack の方では発表していたのですが、正式な記事にはしていなかったので今更ながらこちらでも報告します。

今年に入ってから、archlinuxjp.org の全てのサービスはさくらの VPS を借りて Arch Linux で動作しています。去年まではレンタルサーバーを借りていました。手元のデスクトップ PC ではずっと同じ環境をローリングし続けているので、正味数年ぶりの Arch Linux インストール作業でしたが、ウェブ上の様々な記事を参考にしてなんとか移行できたという形です 1

これまでは CloudFlare を通して HTTPS 接続できるようにしていましたが、Arch Linux でサーバーをたてるのにあわせて本家サイト (archlinux.org) でも使われている Let's Encrypt を使用するようにしました。CloudFlare では、はてなブックマークで登録したときに、ページがちゃんと取得されていなかったのですが、Let's Encrypt では問題なさそうです (移行前までにブックマークされたページは更新されてないようですが)。

また、一時 ArchWiki で 502 エラーが頻発する問題に悩まされていましたが MediaWiki から APCu を利用しないように設定したら収まったようです。現在、ウェブサイトには月間で15万〜20万 PV のアクセスがあります。本家サイトみたいに長期にわたって安定させて、「Arch Linux はウェブサーバーにも使えるんだ」という一例になることを目指したいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願い致します 2

ウェブサイトの次の目標としては、パッケージの説明文を翻訳できるようにしたり 3、archweb サイトの開発をもっとやりやすいように拡充とか、中国やフランスの Arch コミュニティのようにカスタムリポジトリを作成して日本語関連のパッケージを入れたり、なんて考えています。

  1. ArchWiki はもちろんですが、他に、こちらの記事を主に参考にさせて頂きました: Arch Linux 2014.07.03をさくらVPSに入れる話。謝謝。

  2. フォーラムや Wiki に参加してくださっている方には本当に感謝しています。先日にこんな記事を投稿しましたが、そういう人を攻めたいと思ったわけではなく自分が当てはまってるんじゃないかという気持ちで訳しただけで、Arch は誰でもウェルカムですよ。

  3. Debian の DDTP みたいな。パッケージ検索の下部からリンク、フォーラム・ブログで通知。